今年初 コンサートホールへ行ってきました。

先日、今年初めて大きなコンサートホールへ行ってきました。

場所はJR北陸本線 金沢駅の目の前すぐにある石川県立音楽堂という場所です。
この場所にあるコンサートホールは1560席のシューボックス型のクラシック専用ホールです。
毎年ラフォルジュルネと呼ばれる全国一斉にゴールデンウィークに開催される音楽イベントがこちらでも全館で開かれており、
現在は独自の音楽イベントがゴールデンウィークに開催されています。
また、邦楽専用ホールなども備わっている珍しい場所でもあります。

今回はこちらで約45分開催されるランチコンサートへ行ってきました。
ソーシャルディスタンスを保つはずの座席の配置でしたが、
実際には近い方で1mくらいしか離れていないことがわかり、
コンサートにおける距離の保ち方が難しいことを思い知らされました。

演目はベートーベンとソッリマ、ピアソラの3名の作品。
いずれも音楽の方向性や時代などが違いますが、
ソッリマとピアソラは少し重なる部分があるというか現代曲です。
この3名の作品となればピアノ、そしてチェロが主役というかデュエットでの演奏でした。
ピアノ弾きにとって1番馴染みのないどころか聴いたことのない作品はソッリマで、
この日演奏された『嘆き』という作品はチェロ独奏にチェリストの唸り声が加わったえもいわれぬ不協和音で理解するには時間が掛かりそうでした。
ピアソラの『Le Grand Tango』という作品は3楽章に分かれている素敵な作品で
これをデュエットでどう演奏するのかと楽しみで仕方がありませんでした。
ピアソラ作品でバイオリンの独特な奏法『チチャーラ』の代わりになる奏法がチェロにもあるのかと思いましたがこの日の演奏にはありませんでした。

チチャーラの奏法サンプル

この日のコンサートはアンコール2曲を含み1時間超と時間が大幅に押してしまったのですが、
チェロとピアノの2人組の演奏はなかなか聴く機会がないので楽しかったです。
アルゼンチンタンゴについてはクラシック奏法ではちょっと物足りなかったこともあったので
新型コロナが落ち着いて世界が安定した頃にブエノスアイレスを目指してみたいと思います(ずっと思っています)。

終演後、係員の案内に従ってコンサートホールをあとにしましたが、
ホールの出口に向かってみんな距離を詰めてまで急ごうとされるので
2mどころか10cmくらいの距離しか間隔が開けられない事態となりました。
ホール側にとっても、観客である私たちにとっても、新しい生活様式におけるホールでのマナーを再考すべきだと実感しました。

9月 2, 2020