ピアノ1本に変更します。

2020年4月よりピアノ1本に変更することになりました。


これまで20年超、お世話になってまいりましたヤマハjet(全日本エレクトーン指導者協会)を
2020年3月末日をもって退会することになりました。
1995年に入会して以来、ヤマハの直営店でずっとお世話になりましたが、
明日2020年4月1日より所属店はそのままで『ピアノ指導者の会』という組織へ移行となりました。

レッスンに通われているみなさんは4月以降、
レッスンへ通われる途中で事故に遭われた際の保険が適用外となりますのでご了承下さい。

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最近ではエレクトーン人口は減少の一途を辿るのみです。
その理由は私にも何となくわかります。
私自身、エレクトーンに携わったのは高校生からでしたが、
ピアノの基礎があったからこそ、途中までは割とスムーズにグレード試験に受かったり上級クラスへの参加もできました。
教える立場になったときに、趣味とはまた違うものに見えることもありますし、
大人になってから知った音楽など新しい出会いや現場を知ることにより
エレクトーンへの熱がトーンダウンしたように思います。
音楽として否定的になってしまいますが、
リズムと音が同時にフェードイン、フェードアウトしてしまう、楽器特有の音の鳴り方にはどうしても納得できません。
加えて、生楽器特有の『音圧』はいくら演奏を頑張っても再現できないことに諦めを覚えてしまいました。
あとは楽器の買い替え、もう何台買い替えたのか自分でも数えきれませんが、
毎回、新しいモデルが発売されるたびに軽自動車1台分くらいの費用がかかるのは不経済すぎます。
これまで購入した楽器代金を合わせればヤマハのプレミアムグランドピアノを買えてしまうくらいの金額になります。
そういうことのいずれもがエレクトーンへ否定的になってしまう原因になってしまったように感じます。

ただ、メリットは十分に享受していることも忘れてはいません。
ピアノ学習だけでは得られなかったオーケストレーションの勉強と編曲、即興演奏などについては
エレクトーンを習っていてよかったと思える部分です。
1つの楽曲、メロディに対して様々な旋律を加えた編曲に仕上げたり、
既存のオーケストラ曲を1人で弾けるようにスコアリーディングを行うといった作業は
演奏ばかりを学んでいても得られない経験でした。
今は別の会社のリゾートになりましたが、
静岡県のつま恋という場所で演奏合宿に参加できたのも2度とできない貴重な経験でした。
演奏家の先生方や指揮者、打楽器などの先生方の指導を受けられたこともピアノだけでは得られない経験でした。
20年くらい前のエレクトーンからは音の波形についても学ぶ機会があったことにより
FM音源、AWM音源などの基礎知識なども得られたことで少しはシンセサイザーへも踏み込めたのかどうか…。
エレクトーンを習ったり、教えるだけではなく、
様々な場所で演奏の機会も与えられたことへは感謝したいと思います。

初めてエレクトーンに触れてからは40年少し、
初めてエレクトーンを習い出してから30年少し経ちました。
もうそろそろアコースティックのみでも良いかなぁ、とか色んな考えが巡ります。
仕事としてのレッスンを継続する上では何ら変わりはありませんが、
心理的には一旦、最初にもどってピアノだけでも良いのかなぁ…といった感じでリセットしたいと思います。

3月 31, 2020